スーパーマーケット部門賞
北野エース 長崎浜屋店
エース【関西本部・兵庫県尼崎市】美味しいもの、いいもの選びは聞き上手の接客から
コメント
ここが良かった!3つのポイント
- 店内は清潔感があり、陳列もわかりやすく、POP類も手描きで消費者にアピールできていた。スタッフも声をかけやすく非常によかった。
- レジで高齢の方が支払に手間取っていたが、優しく対応していて素晴らしかった。
- 支払い後、再来店を即す言葉のあと、最後に両手の指をレジ台について会釈をしていた。レジ対応にベテラン感があり、最上級のおもてなしだと思った。
BEST
PRACTICE
いいものを楽しく買える店
店の間口は広く、商品がぎっしりと陳列されている店内は、目移りして好奇心がそそられる。店の入口付近には副店長が企画、ピックアップした季節商品、おすすめ商品を展開。お客がふと立ち止まって、商品を手に取ってじっくり見られる工夫がなされている。酒やつまみ、家族で楽しめる商品が並び、メディアで紹介されたものにはタッグが貼られひと目でお客に分かるよう、明るく、見やすいディスプレイが作られていた。オープン型の冷蔵ショーケースに並んだ「ちりめん山椒」には商品の特長を細かく解説した手書きPOPが掲示されるなど、毎日訪れる地域住民にちょっといいものが買える店、店内をぶらぶらするだけでも商品知識が得られる「楽しい買い物」ができる店ですよ、というアピールがうまい。買い物に胸が高鳴る、そんな売場づくりがこの店の強みだろう。
BEST
PRACTICE
手作りPOPや商品冊子
同店が単なる店ではなくアミューズメントパークのように感じられるのは、店内のあちこちに見られるPOPとディスプレイに、テーマと明確なメッセージ性があるからだろう。例えば「因島のはっさくゼリー」。ゼリーのフタにはシュールな顔がついたはっさくがデザインされているが、POPにはフタのデザインそのままの顔つきはっさくに「見つめ合うわたしたち、買って」とメッセージが添えられている。見つめ合うのはその顔つきはっさくとお客だ。ユーモアたっぷりに「買って」と訴えているのである。 「この店はスタッフ全員の販売力が非常に高く、料理や商品に対する探求心が強いんです。とても勉強になります」と山口店長は語る。地域に暮らす人々が、どうしたら楽しい買い物ができるか、どうしたら良い商品と出会えるか、スタッフみんなで考え店を作っていく。それがこの店の売場づくりの基本なのだ。
BEST
PRACTICE
販売専任スタッフが常駐
これだけ品数が多いと迷って商品選びには苦労しそうだ。しかし商品選びのヒントがしっかりあるのだ。60代以上の顧客が大半のこの店では、商品知識を備えた販売専任スタッフを配員している。商品の特性や美味しさの説明、お客ひとり一人の「買いたいもの」「ほしいもの」を選ぶ手伝いをするのが販売専任スタッフの仕事だ。 「商品の味や特長をお客さまに説明できるよう、スタッフで新商品や季節商品の試飲や試食をしています」(山口店長)。スタッフ一人ひとりの接客のモチベーションも高い。物を買う時に、店舗スタッフがきちんと自分と向き合ってくれていると顧客が実感することは、買い物が楽しいと思う大きな要素なのだ。
調査員の感動サービスポイント
商品の種類が豊富。レトルトカレー1種で約200~300種類という商品も。特にチーズは種類が多く、チーズ売り場は専門店のようだ。
会社概要
株式会社エース
所在地 東京本部 東京都江東区富岡2-1-9 HF門前仲町ビルディング1F・3F
年商 275億円(2021年2月期)
店舗情報
北野エース 長崎浜屋店
所在地 長崎市浜町7番11号 長崎浜屋地下1階
開店日 2016年
営業時間 10:00~19:30
従業員数 社員 2人、パート・アルバイト11人