対面物販部門賞
とんかつ まい泉 大丸心斎橋店
井筒まい泉【本社・東京都渋谷区】狭小スペースの可能性を広げる お客目線の売り場づくりと極上のホスピタリティ
コメント
ここが良かった!3つのポイント
- 惣菜、サンドイッチ、お弁当のコーナーごとに置かれたPOPがわかりやすかった。
- カウンターからスタッフが出て来て、ニーズの引き出しなどの会話をしてくれた。
- 親しみやすい笑顔で質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくれ、終始気持ちよく買い物ができた。
BEST
PRACTICE
食品フロアの繁盛店
2019年9月に、約4年の改修期間を経てグランドオープンを果たした大丸心斎橋店本館。館内には世界のラグジュアリーブランドをはじめ、日本のポップカルチャーを体感できるエリアや個性豊かなレストラン、フードホールを揃え、大阪ミナミのランドマークと呼ぶにふさわしい新しい百貨店の誕生である。 その大丸心斎橋店本館の地下1階フーズフロアにあり、今回のサービス オブ ザ・イヤーの対面販売部門でトップを獲得した店舗が「とんかつ まい泉 大丸心斎橋店」だ。カウンター棚と小さなガラスショーケースのみで構成されるわずか7.25㎡の店舗ながら、そこには老舗百貨店ならではの非日常感を最大限に生かした、数々の優れた取り組みが凝縮されている。
BEST
PRACTICE
プロモーションの場に活用
商品の魅力を伝えるうえで、POPの存在は欠かせない。まい泉本社では、共通のPOPも用意しつつ、各販売店舗での独自POPに関しても意欲的に取り組めるよう体制を整えている。これは、「まい泉というブランドイメージを保持しつつ、地域に愛されるお店づくりを」という思いによるもの。 中村店長が以前、「材料や食感など、お客さまが知りたい情報を記したPOPを商品のすぐ脇に置きたい」と考案した、ハガキサイズのコトPOPがある。繁忙時間など、店員に直接声を掛けるのに躊躇する時でも、目線はそのままに商品特徴が記されていてわかりやすいうえ、ショーケースのなかでよいアクセントとして売り場を彩った。それが今では、まい泉のスタンダードPOPとして各店舗で活用されているのだという。まい泉では現場の意見に耳を傾けてサポートする会社と、そのサポート体制を活かして奮闘する現場との良好な相互関係が随所に見られる。
BEST
PRACTICE
さらなる進化を目指す
ここで見えてくるまい泉心斎橋店の強みのひとつに、店長の圧倒的なリーダーシップがある。POPや販促ツール、接客体制など、常に店長が他のスタッフを引っ張り一丸となって底上げを図っているのがよくわかる。 これはカリスマやムードメーカーといった曖昧なものではなく、会社から授かった店長という責務に対し、全力で遂行しようとする行動力そのものである。 事実、まい泉では各店舗の店長育成に対して知識・技術の習得や研修制度など手厚いサポート体制を整えており、ゆえに各店長への信頼は絶大。「信頼しているからこそ、任せられる」という環境が、店長やスタッフの向上心を刺激してサービスレベルを高める。そしてひいては、「まい泉」ブランドへの社会的ロイヤリティの確立につながっているのである。
調査員の感動サービスポイント
キャンペーンのお知らせや季節を感じられる装飾などで、ワクワク感や鮮度感を演出。会計待ちの間も楽しく過ごすことができる。
会社概要
井筒まい泉株式会社
所在地 東京都渋谷区神宮前4-8-5
年商 128億円(2019年)
店舗情報
とんかつ まい泉 大丸心斎橋店
所在地 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店本館B1F
開店日 2019年9月20日リニューアル
売場面積 7.25㎡
営業時間 10:00~20:30
*百貨店の営業時間に応じて変更となります
従業員数 社員 2人、パート・アルバイト3人